先月28日に、ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の地震では、南北に延びるザガイン断層の一部が水平方向にずれ動いたと見られている。この地震について、国土地理院は、地球観測衛星だいち2号が、レーダーで観測した地表のデータをもとに、地震の前と後の地盤の動きを解析した。その結果、震源に近いマンダレーの北から首都ネピドーの南にかけて、長さ400キロ以上にわたって、ザガイン断層に沿うように地殻変動が起きていたことが分かった。2016年の熊本地震の10倍以上の規模で、断層の西側が北に、東側が南にずれ動き、変動の大きさは最大でおよそ6メートルに及ぶということだ。国土地理院地殻変動研究室の宗包浩志室長は、内陸の活断層で地盤が400キロ以上ずれ動いたのは、海外も含め、過去の大地震と比べても、かなり大きく驚きだった。日本でも、中央構造線断層帯のように、水平にずれ動くタイプの内陸の活断層があるので、注意が必要だと話していた。