6年ぶり6度目となる日本でのメジャーリーグ開幕2連戦の前哨戦として、ドジャースとカブスは、15日と16日に巨人と阪神を相手に強化試合を行う。あさってのドジャース戦に先発登板する“巨人のエース”戸郷翔征(24歳)を、鈴木福が春季キャンプで取材していた。先月の宮崎キャンプでファンからのサイン攻めにあっていたのは、キャンプ地の宮崎出身でもある戸郷翔征(24歳、プロ7年目)。戸郷翔征は2023年のWBCで大谷翔平らとともに世界一に貢献したが、戸郷翔征がプロ入りした2018年にはすでに大谷翔平はメジャーに移籍していたため、対戦するのは今回が初めて。大谷翔平との対戦について、戸郷翔征は「50本塁打・50盗塁できた大谷選手のバッティングは生で対戦したい。一生の思い出になると思うので、打ち取れるように試行錯誤している」と語った。あさってのドジャース戦に先発登板する巨人の戸郷翔征は3年連続12勝を誇り、去年はノーヒットノーランも達成した“巨人の大黒柱”。戸郷翔征の武器は、伸びのある最速154キロのストレートと、“バッターの手前で消える”とも言われる落ちる変化球・フォークボール。WBC決勝のアメリカ戦でも、大谷翔平の元チームメートでメジャーの強打者・マイク・トラウトからも、フォークボールで三振を奪った。ここまでのオープン戦でもフォークを中心に順調な仕上がりを見せている戸郷翔征は、あさって、メジャー屈指のドジャース打線の前に立ちはだかる。戸郷翔征は「メジャーの選手と対戦できる機会はあまりない。気合を入れていきたい」と語った。