2歳のオスのポメラニアンのハク君。嗅覚を生かした特別な役割を担っている。それが警察犬。今年4月に宮崎県警に誕生したポメラニアン警察犬「ハク号」。小型犬のポメラニアンが宮崎県警で採用されるのは初めてのことで全国でもかなり珍しいという。人間の約4000倍の嗅覚で「鼻の捜査官」と呼ばれる警察犬。その多くはシェパードやドーベルマンなど大型犬が多い。ハク君は大型犬でも不合格になることがある試験に一発合格。5月に開かれた警察犬の競技会。出場した警察犬32頭のうち小型犬はハク君だけ。50mのコース上に落とされた遺留品をにおいを頼りに捜し出していた。こうした能力を発揮するために普段はどんな訓練をしているのか。ハク君がたどるのは足跡のにおい。コース上に落とされた同じにおいのキーホルダー・木の板を捜し出す。無事に2つとも発見。一般家庭のペットだったハク君が警察犬になったきっかけは指導士の竹越さんによるスカウト。出会いはハク君が生後7カ月のとき。生まれたばかりの頃は靴下を噛んで遊ぶなど元気いっぱいのヤンチャな子だった。ハク君と接しているうちに竹越さんは警察犬としての才能を感じたという。小型犬にしては精神力が強いところがあり、集中力と覚えの速さから警察犬としてもいけるんじゃないかと。こうしてヤンチャなペットだったハク君は親元を離れ警察犬になるための訓練へ。最初に学ぶのが服従。竹越さんの指示に従うハク君。待てもお手のもの。指導士歴26年、これまで多くの警察犬を育て現場に臨場してきた竹越さんも小型犬を訓練するのは初めてだった。「この子は何かが怖いとかそういうの全然なくて意欲旺盛になんでもこなしてくれるので、その点はポメラニアンの中でも優れた子なんじゃないかな」と話した。
