2026年8月14日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【野菜価格を守る0℃保存】 猛暑・災害に挑む新冷蔵技術とは?

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オープニング

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ガイアの夜明け
野菜価格を守る0℃保存 連日40℃超…「アキダイ」も値上げ

3日連続で40度超えを記録した岐阜県多治見市。農家では高温障害で野菜がダメになってしまっていた。夏野菜が旬なこの時期に収穫量が激減していた。酷暑の影響は都内の格安スーパーでも。アキダイの名物社長も困っていた。今が旬の夏野菜は手頃に手に入るが、価格が高騰している。それが近年では、恒例のような状態に。この価格の変動が大きな野菜。その流通を変える取り組みを始めた企業が。ZEROCOの楠本修二郎社長は、見せてくれたのは社名と同じのZEROCO。一見普通の業務用の冷蔵庫のようだが、その実力は10カ月以上前のナシがみずみずしいまま。さらに、6月のレタスも保存は一か月半前だがシャキシャキしてる。ZEROCOで保存するとレタスは約4か月、キャベツは約8か月、ナシは12か月。種類によって差はあるが、長期間鮮度を保つことができる。新たな保存技術で食費の流通をかえる。その夢と野望をおった。

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野菜価格を守る0℃保存 新鮮レタスが4カ月!?新冷蔵技術

日本屈伸の野菜王国の熊本。熊本市北区にある植木青果市場は取り扱い高は46億円。中でもスイカの質と量は、評価が高く、他にもいちごなどの果物やとれたての旬の野菜が近隣の取引農家から次々と集まってくる。そこにやってきたのはZEROCOの社長楠本さん。去年、植木青果市場に小型のゼロコを設置した。野菜や果物の長期保存の質を試す実証実験を行っていた。その成果を受けて今回共同をうけてプロジェクトに着手した。建設を進めていたのはZEROCOとしては過去最大の大型倉庫。それをZEROCOと植木青果市場が共同で運営することに。その広さは460坪。 ZEROCOのシステムは特許技術で、倉庫内をおよそ0℃湿度100%に保つことで食材を長期間保存できる。普通レタスを冷凍し解凍するとベチャベチャになるが、凍らせると水分が膨張し、細胞膜や繊維が傷つき、味や栄養などを含む水分が流出。キュウリの場合はハリがなくなりぐにゃぐにゃに。しかしZEROCOでがキュウリやトマトがみずみずしいまま。開発のヒントになったおは北国の農家が雪の下に野菜をいれて保存する知恵。ZEROCOそんな農家と出会ったことで生まれた技術。

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楠本さんは国内外に60店舗展開する飲食店チェーンのカフェ・カンパニーの創業者で、転機となったのは2011年の東日本大震災。そこで被災した人たちと交流を持った。そこで諦めずに生きてく力を学んだという。農家から適正な価格で野菜や果物を仕入れて安定的に消費者に届けたい。植木青果市場と組んだ今回のプロジェクトはZEROCOの全国展開の試金石でもある。そんな思いを託された人物が宮崎で動き出していた。九州地区で宮崎市の営業を担当する飯島さん。植木青果市場にできる大型のZEROCOに野菜を出荷してくれる農家を探していた。この日訪れたのは農業を一生の仕事にしたいと頑張る若手たちのもと。サッカー場2面もあるビニールハウスで育てているのは夏野菜の代表のキュウリ。農家を悩ませていたのは野菜価格の乱高下。その価格差は実に7倍以上。こうした価格変動をなくすためにも、飯島さんはとれ過ぎた野菜を大型ZEROCOに託してほしいと訴えた。工作貧乏に追い打ちをかけるのが、酷暑対策のコスト。ハウス内を冷やすためのミストシャワーは高温障害を防ぐために行われる。冷房は、いくつもの対策をしなければ品質が保てない。しかしコストをかけていい商品を作っても収穫が多すぎると値崩れを起こす。これが、今の農家の現実。日々多くの農家の苦しい姿と向き合う飯島さん。元々は東京の大手IT企業で営業担当をしていた。退職して石垣島に移住し、農産物の販売に携わり、農家の実情をしることになった。そんなときにZEROCOのことを知って入社。農家の生活が苦しい状況をなんとかしたいという思いだった。

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九州全土を走り回り、ここだという農家を口説いて回る飯島さん。この日は熊本県南部の甲佐町を訪ねた。その農家の吉田猛さんの自慢の野菜はサンチュ。18人の従業員がフル開店で夏場は月に1000万円近く売り上げるという。とれたては味もバツグンだが日持ちしないのが難点。しかし売り先がなければ捨てるしかない。ZEROCOを有効に使うことでこうした無駄は大きく減らせるはず。飯島さんは、吉田さんに提案として2月から植木青果市場の小型ZEROCOに吉田さんのサンチュを試験的に預けてもらった。6週間ZEROCOで保存したあとも、とれたてに近い鮮度を保っていた。5月15日に、植木青果市場に次々と関係者が集まってきた。そこにはZEROCOの社長の楠本さんの姿も。この日待望の大型が完成した。早速、倉庫に品物が運び込まれた。旬の時期に多くとれた野菜や果物を植木青果市場が適正な価格で買い取ってZEROCOで保管。品薄になった時に販売する。鮮度抜群のキュウリは、営業でまわった宮崎の若手農家は出荷してくれたもの。そしてサンチュ農家の吉田さんも正式に取引を決めてくれた。楠本さんは大型のZEROCOを全国に広めることで日本の食品流通を変えたいと考えている。

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野菜価格を守る0℃保存寿司も焼き鳥も…食の流通革命

ZEROCOは野菜を0℃保存で長期保存が出来る。ZEROCOの社長の楠本さんは新たな野望をいだいていた。東京・渋谷区のオフィスにはその技術に目をつけた企業が商談にやってくる。家電メーカーの社員相手に料理もZEROCOで保存していたが、すべて一年前のものだが、焼き鳥や卵焼きの長期保存を食べた企業は、美味しい状態で保存をし、日本の食の魅力を届けたいと答えた。ZEROCOはすでに海外からも注目されている。台湾で飲食チェーンをする夫婦は、一年以上経過したマグロのにぎりと海苔巻きを実食。ゼロ個は0℃で安定後は冷凍保存をしても品質が落ちにくいことがわかっている。また、すでにZEROCOのシステムを搭載したトラックやコンテナを開発している。食品おの鮮度を維持したまま、海外への輸出が可能。日本の食材を使って、日本の職人が作った本物を世界へ。

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野菜価格を守る0℃保存 熊本震度7…サンチュ農家SOS

7月28日に発生した熊本地震。最大震度7と、徳に農業が盛んな県の南部では大きな被害が出ていた。地震発生の翌日、現場を訪れたが植木青果市場がある一帯は震度5強。ZEROCOの九州担当の飯島さん。大型ZEROCOの様子を見に来たという。このあたりは幸い停電もなく、野菜や果物に影響はなかったという。更新祭が起きると手元に生鮮品は届かなくなるという。被災した取引先の農家も多いと聞いて、飯島さんが動いた。甲佐町のサンチュ農家を訪れたが、吉田さんの農園は震度7の地域に隣接している。天井の一部が落ちるなどの大きな被害がでていた。育てていたサンチュは多くが倒れていた。排水管が壊れ水が追いつかない状況。取引先をサンチュを運んでいた社員からの連絡では、地震の影響で取引先の店が営業できず、サンチュが戻ってきた。吉田さん自身も被災者だからこそ、相手の窮地を察して返品を引き取ることに。

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