日本屈伸の野菜王国の熊本。熊本市北区にある植木青果市場は取り扱い高は46億円。中でもスイカの質と量は、評価が高く、他にもいちごなどの果物やとれたての旬の野菜が近隣の取引農家から次々と集まってくる。そこにやってきたのはZEROCOの社長楠本さん。去年、植木青果市場に小型のゼロコを設置した。野菜や果物の長期保存の質を試す実証実験を行っていた。その成果を受けて今回共同をうけてプロジェクトに着手した。建設を進めていたのはZEROCOとしては過去最大の大型倉庫。それをZEROCOと植木青果市場が共同で運営することに。その広さは460坪。 ゼロコのシステムは特許技術で、倉庫内をおよそ0℃湿度100%に保つことで食材を長期間保存できる。普通レタスを冷凍し解凍するとベチャベチャになるが、凍らせると水分が膨張し、細胞膜や繊維が傷つき、味や栄養などを含む水分が流出。キュウリの場合はハリがなくなりぐにゃぐにゃに。しかしZEROCOでがキュウリやトマトがみずみずしいまま。開発のヒントになったのは北国の農家が雪の下に野菜をいれて保存する知恵。ゼロコはそんな農家と出会ったことで生まれた技術。
楠本さんは国内外に60店舗展開する飲食店チェーンのカフェ・カンパニーの創業者で、転機となったのは2011年の東日本大震災。そこで被災した人たちと交流を持った。そこで諦めずに生きてく力を学んだという。農家から適正な価格で野菜や果物を仕入れて安定的に消費者に届けたい。植木青果市場と組んだ今回のプロジェクトはゼロコの全国展開の試金石でもある。そんな思いを託された人物が宮崎で動き出していた。九州地区で宮崎市の営業を担当する飯島さん。植木青果市場にできる大型のゼロコに野菜を出荷してくれる農家を探していた。この日訪れたのは農業を一生の仕事にしたいと頑張る若手たちのもと。サッカー場2面もあるビニールハウスで育てているのは夏野菜の代表のキュウリ。農家を悩ませていたのは野菜価格の乱高下。その価格差は実に7倍以上。こうした価格変動をなくすためにも、飯島さんはとれ過ぎた野菜を大型ゼロコに託してほしいと訴えた。工作貧乏に追い打ちをかけるのが、酷暑対策のコスト。ハウス内を冷やすためのミストシャワーは高温障害を防ぐために行われる。冷房は、いくつもの対策をしなければ品質が保てない。しかしコストをかけていい商品を作っても収穫が多すぎると値崩れを起こす。これが、今の農家の現実。日々多くの農家の苦しい姿と向き合う飯島さん。元々は東京の大手IT企業で営業担当をしていた。退職して石垣島に移住し、農産物の販売に携わり、農家の実情をしることになった。そんなときにZEROCOのことを知って入社。農家の生活が苦しい状況をなんとかしたいという思いだった。
九州全土を走り回り、ここだという農家を口説いて回る飯島さん。この日は熊本県南部の甲佐町を訪ねた。その農家の吉田猛さんの自慢の野菜はサンチュ。18人の従業員がフル開店で夏場は月に1000万円近く売り上げるという。とれたては味もバツグンだが日持ちしないのが難点。しかし売り先がなければ捨てるしかない。ゼロコを有効に使うことでこうした無駄は大きく減らせるはず。飯島さんは、吉田さんに提案として2月から植木青果市場の小型ゼロコに吉田さんのサンチュを試験的に預けてもらった。6週間ゼロコで保存したあとも、とれたてに近い鮮度を保っていた。5月15日に、植木青果市場に次々と関係者が集まってきた。そこにはZEROCOの社長の楠本さんの姿も。この日待望の大型が完成した。早速、倉庫に品物が運び込まれた。旬の時期に多くとれた野菜や果物を植木青果市場が適正な価格で買い取ってゼロコで保管。品薄になった時に販売する。鮮度抜群のキュウリは、営業でまわった宮崎の若手農家は出荷してくれたもの。そしてサンチュ農家の吉田さんも正式に取引を決めてくれた。楠本さんは大型のゼロコを全国に広めることで日本の食品流通を変えたいと考えている。
楠本さんは国内外に60店舗展開する飲食店チェーンのカフェ・カンパニーの創業者で、転機となったのは2011年の東日本大震災。そこで被災した人たちと交流を持った。そこで諦めずに生きてく力を学んだという。農家から適正な価格で野菜や果物を仕入れて安定的に消費者に届けたい。植木青果市場と組んだ今回のプロジェクトはゼロコの全国展開の試金石でもある。そんな思いを託された人物が宮崎で動き出していた。九州地区で宮崎市の営業を担当する飯島さん。植木青果市場にできる大型のゼロコに野菜を出荷してくれる農家を探していた。この日訪れたのは農業を一生の仕事にしたいと頑張る若手たちのもと。サッカー場2面もあるビニールハウスで育てているのは夏野菜の代表のキュウリ。農家を悩ませていたのは野菜価格の乱高下。その価格差は実に7倍以上。こうした価格変動をなくすためにも、飯島さんはとれ過ぎた野菜を大型ゼロコに託してほしいと訴えた。工作貧乏に追い打ちをかけるのが、酷暑対策のコスト。ハウス内を冷やすためのミストシャワーは高温障害を防ぐために行われる。冷房は、いくつもの対策をしなければ品質が保てない。しかしコストをかけていい商品を作っても収穫が多すぎると値崩れを起こす。これが、今の農家の現実。日々多くの農家の苦しい姿と向き合う飯島さん。元々は東京の大手IT企業で営業担当をしていた。退職して石垣島に移住し、農産物の販売に携わり、農家の実情をしることになった。そんなときにZEROCOのことを知って入社。農家の生活が苦しい状況をなんとかしたいという思いだった。
九州全土を走り回り、ここだという農家を口説いて回る飯島さん。この日は熊本県南部の甲佐町を訪ねた。その農家の吉田猛さんの自慢の野菜はサンチュ。18人の従業員がフル開店で夏場は月に1000万円近く売り上げるという。とれたては味もバツグンだが日持ちしないのが難点。しかし売り先がなければ捨てるしかない。ゼロコを有効に使うことでこうした無駄は大きく減らせるはず。飯島さんは、吉田さんに提案として2月から植木青果市場の小型ゼロコに吉田さんのサンチュを試験的に預けてもらった。6週間ゼロコで保存したあとも、とれたてに近い鮮度を保っていた。5月15日に、植木青果市場に次々と関係者が集まってきた。そこにはZEROCOの社長の楠本さんの姿も。この日待望の大型が完成した。早速、倉庫に品物が運び込まれた。旬の時期に多くとれた野菜や果物を植木青果市場が適正な価格で買い取ってゼロコで保管。品薄になった時に販売する。鮮度抜群のキュウリは、営業でまわった宮崎の若手農家は出荷してくれたもの。そしてサンチュ農家の吉田さんも正式に取引を決めてくれた。楠本さんは大型のゼロコを全国に広めることで日本の食品流通を変えたいと考えている。
