高橋大輔さんは大谷翔平選手の入団会見について、まだ20代っていうのがすごい、本当にしっかりしていると話した。高橋さんは今年5月に競技生活から引退し、今は自らプロデュースする来年2月のアイスショーに向けて体作りをしている。現役時代より練習時間が減り、その分をトレーニングで補っている。高橋さんといえば、バンクーバー五輪で日本人男子初となるメダルを獲得し、世界選手権優勝など数々の功績を残した。2020年からはアイスダンスで活躍してきた。高橋さんを知る荒川静香さんは、スケートをやっている時の高橋さんはアーティスティックな感性があふれているなどと語り、天才と評した。高橋さんは8歳でスケートを始め、故郷のリンクでは当時から有名な存在だった。当時からいるスタッフの石井基道さんは、みんなに愛されていたと明かした。最初のコーチ・佐々木美行さんは、ジャンプの練習のときにうまくできたらから揚げなどご褒美がよくついていたと振り返った。
視聴者からのお便りでは、高橋さんは話すと面白いから華大にツッコミをお願いする声が寄せられていた。高橋さんのトレーニングの映像を公開。体幹を鍛えることを重視していて、アイスダンスをするよいうになってから上半身の強化も行っている。見せる筋肉と動かす筋肉の両方を鍛えているそう。トリノのフリーで着用した衣装などをスタジオに用意。1点ものでもしなにかあった時に作れないから洗えなかったという。他選手との衣装かぶりを心配した華丸だったが、衣装よりも曲がかぶることがあると高橋さんは話した。
高橋さんが姉のように慕う荒川静香さんが高橋さんの素顔を語った、昔から朝は苦手で、朝は機嫌が悪いそう。スケートに関しては、表現することに関してフィギュアスケート界の中でも随一の存在だと評価した。リンクをおりると愛されキャラで、人の懐に入るのも上手なギャップの塊。また、連絡の返信に時差があることにクレームを言った。高橋さんは、迷惑のかからない内容に返信するモードにならないとなかなか返せないと語り、最近は頑張って返信するようにしていると話した。
高橋さんは30代でアイスダンスに挑戦した。シングルとアイスダンスはスケート靴のつくりがまず違っていて、感覚的には両方やるのは難しい。一度現役を引退して復帰したとき、アイスダンスがパフォーマンスにおいてプラスになると考えて、結果を残すよりも将来のためにアイスダンスへの挑戦を決めた。アイスダンスを始めた頃は、近くに人がいる距離感で滑るのが怖かったと明かした。
競技とは別に、高橋さんはアイスショーにも力を入れている。宮本亞門演出で源氏物語を幻想的に表現した映像を公開。このショーではアイスショーとしては珍しくセリフと歌が入っている。芝居も歌も初めての挑戦だった。現在取り組んでいるアイスショーが「滑走屋」。高橋さんがプロデュースしていて、ポスター撮影の様子を紹介した。現役時代にペアを組んだ村元哉中さんも出演する。今回、ベースとなるダンスの振付はスケート専門家でないダンサーにお願いし、それを高橋さんが氷の上で表現する。