家事代行で働く人は長らく家政婦で女性の仕事とされてきた。1980年代に自社の専門スタッフを派遣する家事代行会社が登場し、現在はネットのマッチングサイトを活用した低価格のサービスが拡大している。市場規模は2年後に最大で8000億円に拡大するとも試算されている。マッチングサイトの運営会社の登録者は15万人。単身者が4割を占める。65歳以上の高齢者人口の約1/3を占める日本では介護サービスではまかないきれない家事に悩む高齢者も増えている。介護保険が原則適用されない家事は窓のガラス磨きやペットの世話など。