姫路市家島には15年前に導入され今でも活躍している一風変わった救急車がある。特徴は本来の救急車より小さい車両だが、普通の救急車と同じ装備が積まれている。家島は山の斜面に住宅が立っており、階段が多く搬送が難しい。救急隊の説明の最中に緊急要請アラームが鳴った。要請内容は体調を崩した高齢男性の容態が急変し、呼吸が浅くなっているので至急本土の病院へ搬送する必要がある。狭い道が行く手を阻むが、小さい車両の機動力と事前の路の把握など隊員の努力によって最短で患者の元へ。男性は意識がなく会話が出来ない状態だった。男性は救急艇で姫路市の大病院へ搬送された。