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「富坂聰教授」 のテレビ露出情報

中国内陸部・湖南省にある小学校の前で、車が多くの人をはね、39歳の男が拘束された。中国・習近平国家主席が凶悪事件の防止を指示する中でも事件が相次ぐ背景には、広がる格差や社会からの疎外感があると専門家は指摘。ロイター通信が配信した、事件現場と見られる映像を紹介。中国のメディアは、けさ、内陸部・湖南省にある小学校の前で、車が人をはね、けが人が出ていると伝えた。けが人は病院に運ばれ、治療を受けたが、今のところ命に別状はないという。中国国営の新華社通信などは、けが人の中には子どもも含まれているとしているが、けが人の人数は伝えていない。事件を起こしたのは、小型のSUV(多目的スポーツ車)。警察は39歳の男を拘束し、捜査している。中国では、人が集まる場所での殺傷事件が後を絶たない。今月に入ってからも、11日に南部・広東省で大勢の人が暴走した車にはねられ、35人が死亡する事件が起きた。16日には、東部・江蘇省にある学校で、刃物を持った男に襲われて8人が死亡する事件が起きている。
なぜ、事件が後を絶たないのか。拓殖大学・富坂聰教授がキーワードとして挙げたのは「令漠社会」、「冷たくて漠然としているという意味。中国のもともとの流行語」と語った。いま中国では、若者の失業率が17.6%と高止まりしていて、雇用情勢が厳しくなっている。経済的な格差の中で、自分だけが追い詰められているという感覚が社会に広がっているという。富坂教授は「“自分だけが不幸になっている”といった問題を意識することが、恐ろしい犯罪につながってしまう」、事件が今後も連鎖するおそれはあるのか?「もう隠せないというところ。ブレーキをかけるのは難しい」と語った。

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