ゴールデンウイークで全国各地がにぎわう中、観光地に多くの訪問客が訪れることで地域住民の生活等に影響を与えるオーバーツーリズムが問題になっている。神奈川・鎌倉ではきょうとあすの2日間、環境客に徒歩での移動を呼びかける実証実験を実施する。山梨・富士河口湖町ではコンビニの屋根に世界遺産・富士山が乗ったような写真が撮れるスポットとして話題なったが、近隣の学校の駐車場に無断駐車が行なわれるなどマナー違反が散見されるようになったことから町は富士山を見えないようにする工事に踏み切った。去年の神奈川・江ノ電鎌倉駅の様子を紹介。江の島電鉄によるときょうから3日間も混雑が予想され、乗車まで1時間かかる見込み。国が実証実験を始める。国土交通省関東運輸局・宮崎明男さんは「交通混雑を避けて快適な観光をうながす取り組み」と語った。鎌倉駅から鎌倉大仏の最寄り駅となる長谷駅間で徒歩移動を呼びかけているが、電車を待てば待ち時間と移動時間で約1時間15分かかったのに対し、歩いて進めばかかる時間は約30分で商店街を散策する事もできる。