南米パラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会は、日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」を無形文化遺産に正式に登録することを決めた。熊本では決定の瞬間を見守っていた蔵元らが登録を祝った。「伝統的酒造り」は杜氏や蔵人などが「こうじ菌」を用い日本各地の気候風土に合わせて経験に基づき築き上げてきた伝統的な酒造りの技術で、日本酒や焼酎、泡盛などの製造に受け継がれてきた。山梨・富士河口湖町にある170年以上の歴史がある井出醸造店にも外国人観光客。日本の無形文化遺産はこれまで能楽、歌舞伎、和食、和紙などが登録されていて「伝統的酒造り」は23件目の登録になる。