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「富岡町社会福祉協議会」 のテレビ露出情報

福島あるあるが持ちネタの「ぺんぎんナッツ」は、吉本の企画で福島県に移住し、今や地元ラジオ局などに起用される存在となった芸人コンビ。2011年、NSCの入学者は1300人にまで膨れ上がり、プロになっても食べていけない人が多くなっていた。大崎はテレビで地方の若者流出のニュースを見た事をきっかけに、2011年4月に『あなたの街に「住みます」プロジェクト』を立ち上げた。当時は東日本大震災からわずか1カ月という事もあり、自ら福島に向かうと決めた2人は会見でも注目を集めた。いなのは福岡県出身、中学までいじめを受け、その心をお笑いに慰められたから芸人を志した。上京後に中村とコンビを組み、M-1グランプリで爆笑を勝ち取る事を目標とした。鳴かず飛ばずの中企画への参加を決めるも、「売名行為」との批判も浴びた。
ぺんぎんナッツの2人は福島・郡山に向かった。アパートを貸してくれる不動産屋と待ち合わせたが到着は大幅に遅れ、合流は深夜になった。「原発のニュースで福島に住めるのかと不安を抱く中、『住む』と宣言してもらえて嬉しかった」と当時の担当者は話した。震災から2カ月後から移住生活は始まったが、混乱の中でお笑い芸人を起用する仕事はなかった。原発事故で故郷を追われた2500人あまりが避難生活を送る場所に解説されたミニFMへ出演の依頼があった。報酬はなかった。発泡スチロール製の仕切りすらないラジオブースに驚きながら、自己紹介と福島あるあるを話すだけで精一杯だったというが、「人々が笑うきっかけになった」と担当者は話す。ぺんぎんナッツは除染活動にも参加するなど現実とも向き合った。子供達にも目を向け、バルーンアートの練習をし避難所などで披露した。当初「地方で名を挙げて東京に戻る」という野心が無かった訳では無いという。今は「爆笑じゃなくても目の前の人が笑ってくれれば」「ニコニコしてくれるだけで僕らも幸せになる」と2人は語った。

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