日本でバスが走り始めてからことしで120年となる。路線バスは地方では減少しているが、その動きは都市部でも広がりそうで、背景には労働規制の強化があるそう。年間労働時間の上限が現在の3380時間から3300時間に減り、退勤から出勤までの休息時間が現在の8時間から最低9時間に延びるそう。結果運転手の労働環境の改善にはつながるが、今までよりも多くの運転手を確保する必要が出来るため運転手不足に拍車がかかるとのこと。都営バスでは今春に全体の4分の1余にあたる36路線で減便を実施するなど、バスの減便は東京23区でも進んでいる。東急バスでは人手不足解消のため子会社との合併を決めたそう。京浜急行バスでは人手不足をさらけ出して危機感を訴え、車内広告などで職員を募集しているとのこと。しかし業界団体は2030年度には3万6000人が不足するとの試算をまとめていて、事態は深刻だとしている。