来年4月7日から、普通の風邪が5類感染症となり、インフルエンザなどと同様に、定点医療機関による報告や流行状況の監視・発表の対象になるという。風邪とは、鼻水が出たり、喉が痛くなったりといった症状の総称を指す。厚労省は、風邪の発生状況を把握することで新たな呼吸器感染症の早期検知・対応を行うことができるとし、パンデミックなどが起きた際には有事の体制へとスムーズに移行することができるとしている。いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道医師は「今の薬が不足する医療機関と、調査のバランスがどうなるかですね。もしかすると、今年流行りそうな風邪のウイルス軍を想定し、ワクチンを作っていくという流れもあるかもしれませんが、すぐにはできないと思います」などと話した。