月面探査機「SLIM」、停止から復活へ。SLIMは去年9月に打ち上げられ、今月20日に日本初の月面着陸に成功した。月面着陸の歴史は旧ソ連、アメリカ、中国、インド、そして日本。SLIMの名前に由来は”月の探査のための高性能な着陸機”。SLIMが世界で初めて成功させたポイントになるのは降りたい所に降りるピンポイント着陸。わずか55mの誤差で着陸を成功させた。SLIMは着陸時にトラブルがあり、着陸の約2時間半後に電源停止していた。エンジントラブルによりソーラーパネルの向きが変わってしまい、太陽光がソーラーパネルに当たらず発電が出来なかった。おととい夜、月の自転で太陽の角度が変わりソーラーパネルに太陽光が当たった。月面の気温は約110℃、SLIMは数日しか耐えられない設計だったがその環境に耐えて28日午後11時ごろから再び通信可能になった。JAXAはおとといSLIMが撮影した月面写真をSNSにアップした。今後SLIMには、月の起源を探る手がかりになることも期待されているが、数日ほどしか動かない可能性が高いとのこと。専門家によるとピンポイント着陸成功により、将来的には月面基地建設・生活できるか探査進められる可能性があるという。