岡三証券の武部力也さんのドル円予想レンジは139.60~143.30円。武部さんは「トランプ関税の交渉がいよいよ本格的に始まったところですが、プラザ合意のようにアメリカがドル安を求めてくるのかなどがポイントだと注目しています。今年の1月の対米証券投資統計では、海外勢の米国債保有額のうち、日本が13%も占めているんですよね。かつて、橋本龍太郎総理が『ドルを売りたい衝動に駆られる』といった発言してサムライスピリッツを見せてました。この国債は、一つのアピールポイントではないかと思います。また、消費税の減税については、日米関税交渉の先行き次第では、初の引き下げの可能性になるかどうかです。初めて消費税が引き下げられると、円安要因として浮上してくる可能性があります」などと話した。