先月、栃木県小山市の温泉施設の前に記念碑が設置された。記念碑には19年前に閉園した小山ゆうえんちの歴史。小山ゆうえんちは1960年に6つの遊具とともに開園し、多彩なイベントや遊具が大人気となり、最大で年間80万人が訪れた。耳に残るテーマソングも有名で県内外の人々から愛された。業績不振などにより2005年に閉園、跡地の大部分のはショッピングモールに。メリーゴーランドが当時と同じ場所に残されている。記念碑を作った青木重雄さんは小山ゆうえんちの元企画課長で約20年間、イベント企画を担当した。青木さんの自宅倉庫には当時の遊具の一部が大切に保管されている。閉園から約20年、小山ゆうえんちを後世に伝えたい考え、遊園地の歴史を伝える記念碑を作ることを決めた。青木さんが記念碑の設置場所に決めた温泉施設は小山ゆうえんち最後の事業としてオープンした施設で現在も遊園地の跡地の一部で営業している。完成し設置された記念碑の傍らには大切に保管してきたコーヒーカップがある。記念碑の最後には青木さんの願い、永く残して伝承していきたいと記されている。桜美林大学の山口有次教授によると、遊園地があったという歴史や記憶を継承することは、地域の文化を守り、住民の愛着を深めるうえでとても重要だという。
住所: 栃木県小山市大字喜沢1475
URL: http://www.oyama-am.co.jp/
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