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「小嶋實氏」 のテレビ露出情報

世界40か国以上で使われているすごい機械。作っていたのは従業員わずか13人の町工場。神奈川県の相模原市のコジマ技研工業「万能自動串刺機」を紹介。緑色のトレーに肉を置き、起動スイッチを押すだけ。センサーが肉を感知し、プレスと同時に串が刺さる仕組み。コジマ技研工業の小嶋道弘社長は「ねぎま刺すのにパートさんで1時間に60本が限界。機械だと1時間に1200本〜1500本くらい作れる」と語った。緑色のトレーを変えればどんな食品にも串を刺せる。ウズラの卵やたくあんまで。硬い食材でも奇麗に中心に串を刺すことができる。その鍵を握るのが画面左側にあるプレスと溝。東京都大田区の焼き鳥店「俺のやきとり蒲田」の名物は国産鶏を使ったおまかせ串5本盛り。週末になると1日100皿は出る人気商品。この店の加工場に串刺し機があった。俺の営業第1部やきとりスーパーバイザーの高坂進氏が案内。もも肉などの串打ちのため2年前に機械を導入。人件費削減だけではなく、仕事の負担も軽減できているという。職人が串を上下させながら肉を縫うように刺す技術。たくみの技を機械で再現。この技術はほかの食品でも応用。この時期食べたくなるおでんも。
コジマ技研工業・小嶋道弘社長の父で創業者・小嶋實氏はもともと機械工場で働いていたが同僚に3000万円近いお金を持ち逃げされ借金を背負わされてしまう。そんな中通っていた行きつけの居酒屋で串刺し機誕生のきっかけが生まれた。自らが焼き鳥屋で修業しながらようやく完成した1号機。最初こそは門前払いをされることも多かったというが、ある仕事を受けたことがきっかけでこの町工場は大躍進を遂げた。小嶋社長は「アメリカンドッグ向けにソーセージの真ん中に刺せたら機械を買うよと言ってもらい、デモンストレーションで見せて大量に生産できるものを作ってくれと言われた」と語った。その後、ほかの食品でも依頼が相次ぎ、従業員わずか13人の町工場が国内シェア9割を獲得。更に米国やフランスなど世界40か国以上と取引を行う企業となった。その裏には様々な苦労を経験した創業者の思いも。小嶋社長は日本の食文化に貢献したいと話していた。

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