- 出演者
- 平石直之 林修 山崎弘喜 住田紗里 武隈光希 今井春花 荒井理咲子 三山賀子
オープニング。
石破総理大臣が所信表明演説を行い本格的な国会論戦がスタートした。30年ぶりに国会運営の鍵を握る予算委員長を野党議員が務めることになり、異例の国会となる。石破総理は、石破カラーの政策として地方創生のための交付金倍増を打ち出した。国内の治安維持いわゆる闇バイト対策について「“闇バイト”を募集する情報のネット上からの削除に一層努める。防犯カメラなどの整備、青パトによる活動など国として支援し、町ぐるみの防犯対策をさらに促進する」と言及。自身の掲げる政策を約32分間にわたり話した。その中で目立ったのは、野党に対する低姿勢とも取れる発言。石破総理は「他党にも丁寧に意見を聞き、常時率直に意見を交わす慣行を作り、党派を超えて議論」と述べた。石破総理が野党への配慮を見せた背景には何があるのか。
所信表明演説で野党を配慮する言葉が目立った石破総理大臣。その背景にはある重要ポストの存在が。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「絶大な権限を持っているのが予算委員長」と語った。衆議院の予算委員長を担っているのが立憲民主党・安住淳前国対委員長。予算審議の場では質問者や回答者の決定権を持つなど答弁に関して強い権限がある。予算委員会は不正、不祥事を追及する場にもなるため、今後与党の思う通りにいかない運営がなされる可能性がある。田崎氏は「安住予算委員長はベテラン。立憲民主党の国対委員長、財務大臣も経験。知り尽くした人が議事運営に当たる。自民党、政府が思うような予算委員会の進行ではなくなると思う。戦々恐々、緊張感を持った予算委員会になるのでは」と語った。
きょう59歳のお誕生日を迎えられた秋篠宮さま。これに先立ち行われた会見では、今年1年を振り返られ、9月に成年皇族となられた長男の悠仁さまについて「あっという間に18年は過ぎるものだと強く思う。自分がかかわる仕事を大事に思って取り組んでほしい」と述べられた。
きょう59歳のお誕生日を迎えられた秋篠宮さま。会見では長男の悠仁さまの進路について「おそらく最も忙しい時期。進路は話し合うことはある」と述べられた。悠仁さまの進学については、一部報道で「東大に進学するのでは」と臆測を含んだ情報が発信される中、紀子さまは9月の誕生日に当たって「心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがある」とのコメントを寄せていた。ネット上などで秋篠宮家へのバッシングとも取れる情報があることについて、秋篠宮さまは「第三者と当事者とでは意味合いが異なってくるように思う。当事者的に見るとバッシング情報というよりもいじめ的情報と感じるのではないか」と述べられた。次女・佳子さまに関わる女性皇族が結婚後も皇室に残る案については「該当する皇族は生身の人間なので、宮内庁のしかるべき人たちはどういう考えを持っているかを知っておく必要があるのでは」と話した。
現在の富士山はすっかり雪化粧。山梨の富士河口湖町にあるコンビニ店は、富士山と絡めて撮影ができる人気スポット。迷惑行為が相次いだことから、今年5月、町が幕や道路の横断を防ぐ柵を設置していた。その後、10月に柵を増設したが、外国人観光客らによる危険な横断が後を絶たないため、町は新たにコンビニ店側にも柵を設置することを決めた。富士河口湖町の渡辺英之町長は「一番問題なのは道路またぎ。車道に出れない対策をしていきたい」と語った。幕についてはゴミのポイ捨ては減り、撮影の順番を守るなどのマナーも改善されてきたとして、再度設置する考えはないことも明らかにした。
年明けから再び値上げラッシュとなる。帝国データバンクによると明日12月からの値上げはパックご飯などを中心に109品目と、ひと月当たりでは今年最も少なくなった。ただ来年予定されている値上げは現時点で3933品目に上ることがわかった。1月にパン製品が一斉に値上げされるほか、4月には大手ビールメーカー各社の価格引き上げが控えていて、春にかけて断続的な値上げラッシュが見込まれている。気になる野菜の値上がりについて農林水産省が来月の価格見通しを発表。江藤農林水産大臣は「12月後半ぐらいになれば、価格が落ち着いてくるのではないか」と述べた。今高くなっているキャベツやトマトは11月に比べ、徐々に落ち着くものの、平年を上回って推移するとしている。
インフルエンザの患者数の増加が続いている。今月24日までの1週間に全国の約5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1万1678人で、今シーズン初めて1万人を超えた。1医療機関当たりの報告数は2.36人で、前の週から0.48人増え5週連続で増加。都道府県別では福岡県で5.79人、山形県で5.65人、沖縄県で5.52人の順に多く、37の都道府県で前の週より増加。
世界で初めて16歳未満のSNSの利用を禁止する法案が可決された。オーストラリア・アルバニージー首相は「ソーシャルメディアのプラットフォームは、子どもの安全を最優先に確保する社会的責任がある」と述べた。オーストラリア議会上院は16歳未満の子どもが、Xやインスタグラム、TikTokなどのSNSを利用することを禁止する法案を可決した。法案は1年以内に施行される見込み。SNSの運営会社に対して16歳未満の子どもが利用できない対策を講じるよう求め、違反した場合は日本円で最大約50億円の罰金が科される。子どもや保護者への罰則はない。
UEFAヨーロッパリーグ第5戦:レアルソシエダ2−0アヤックス。レアルソシエダ・久保建英は4人に囲まれながらも相手の股下を狙う技ありゴールで追加点を奪う。このスーパーゴールを海外メディアは世界最高峰の選手に例え、大絶賛。ヨーロッパサッカー連盟公式サイト「この日本人はメッシのようなゴールでパフォーマンスを締めくくった」。1ゴール1アシストの大活躍でチームを勝利に導いている。
おとといから始まった臨時国会。自民党の政治とカネを巡る問題の中、争点の1つとなっているのが企業団体献金について。国会の初日には石破総理大臣が岸田前総理大臣のもとを訪れ、約35分間会談を行った。その中で岸田前総理は、野党が今求めているこの企業団体献金の禁止について否定的な考えを伝えた。岸田前総理は立憲民主党などを念頭に「労働組合に支えられた政党とは成り立ちが違う」といった内容を伝えた。そこについて石破総理は返答はしなかったという。企業団体献金についての各党のスタンス。自民党は禁止に慎重な姿勢。公明党は廃止になっても全然問題はない。立憲民主党や日本維新の会などは禁止のスタンス。国民民主党は全党が一致するのであれば禁止に反対の理由はないとしている。
献金とはそもそも寄付のことを指す。献金も個人献金と企業団体献金で大きく分けると2つ。個人献金は、政治家個人や資金管理団体などでは年間1000万円まで。政党や政治資金団体には年間2000万円までできる。企業団体献金は、政党政治資金団体については資本金や企業の規模感などによって年間750万円〜1億円までの献金ができるが、政治家個人などに対して禁止がされている。歴史をひもとくと政財界の癒着があった。金で政策がゆがめられてしまうところが長らく指摘されてきた。例えば田中角栄元総理の時のロッキード事件、竹下登元総理の時は内閣総辞職に追い込まれたリクルート事件などが起き、その度に何度も法改正が行われてきたという歴史的な背景がある。結果、企業や団体からの政治家個人への寄付は禁止がされが、政党や政党支部への献金は今もできる。ある意味、政党や政党支部を経由することで間接的に政治家個人に献金は可能。抜け道ではないかと指摘がされている。
石破総理大臣が岸田前総理大臣に会った理由。今の自民党の企業団体献金への依存度の高さがある。2022年の各政党の収入。自民党・約249億円。その中で企業団体献金が約1割に当たる25億円。立憲民主党や国民民主党は100万円を下回っている。自民党にとってこの企業団体献金が大きな収入源なのかがわかる。時事通信社解説委員・山田惠資氏によると、企業団体献金がなくなるとどうなるのか?「議員のほとんどが秘書などを維持できない。また一部の議員からは党が潰れるという声が上がるほど死活問題」。岸田前総理と石破総理の会談の意図について「岸田前総理が自民党の代弁者として石破総理に対して野党案をのまないように改めて釘を刺した形ではないか」と分析。NEWS検定「企業献金できない会社は?:青・3年以上黒字、赤・3年以上赤字、緑・毎年本社を移転」。
NEWS検定「企業献金できない会社は? 「青 3年以上黒字」、「赤 3年以上赤字」、「緑 毎年本社を移転」」が出題された。正解は「赤 3年以上赤字」。
1週間のドジャース・大谷翔平選手に関する情報を一気にまとめて伝える。今週日曜日ドジャースの本拠地、米国・ロサンゼルスでは、リーグMVP受賞を祝して大谷のそっくりさんを決める大会が開催された。優勝者は、普段から大谷に似ていると言われることがある韓国系アメリカ人のジョセフさん。優勝賞金は大谷の背番号にちなんで17ドル。日本円で約2500円が贈られた。ジョセフさんは「私はショウヘイオオタニです」などコメント。月曜日、球界のご意見番が大谷を引き合いに熱いエールを送った。エールを受けたのはメジャー挑戦を表明している巨人・菅野智之。今シーズン15勝を挙げてチームの4年ぶりとなるリーグ優勝に貢献。巨人キャッチャー・小林誠司とともにセリーグの最優秀バッテリー賞に選ばれた。その授賞式で選考委員の1人、84歳の張本勲から喝ではなく「俺の好きな大谷を打ち取ったら大あっぱれ」との激励が。大あっぱれ宣言に菅野は「あとで抑え方を聞こうかなと思っている」と語った。火曜日、プロ野球の年間表彰式NPB AWARDS2024が行われ、ドジャース・大谷翔平が正力松太郎賞の特別賞に選ばれた。正力松太郎は、読売巨人軍の初代オーナーでプロ野球の父と呼ばれる存在。今年50−50という前人未到の快挙を達成した大谷は、2年連続3度目の受賞を受け、喜びをビデオメッセージで「来年もさらに上を目指して頑張りたい」など伝えた。今週、ドジャース・大谷翔平が特別に協力した絵本が第1位に輝いた。今年3月に発売された絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」(世界文化社)。は、10万部近くを売り上げ、オリコン年間BOOKランキングのスポーツ関連本部門で1位になった。大谷の魅力的なシーンがたくさん詰まったこの絵本が人気を集めている。
絵本の最後のほうには、大谷翔平新聞と題し、「楽しいこと大変なこと」に「出来なかったことが出来るようになるのが楽しく、大変なことはない」など一問一答のインタビューが載せられている。
今週水曜日メジャーリーグ専門チャンネルがビッグニュースとして伝えたのは、今月アストロズからFAとなっていた菊池雄星の移籍先。去年まで大谷が所属していたエンゼルスと3年総額96億円の大型契約を結んだ。今シーズン、球団史上ワーストの99敗を喫したエンゼルス。先発陣の防御率はリーグ最下位と立て直しが課題。菊池はシーズン途中ブルージェイズからアストロズへ移籍後、5連勝などチームの地区優勝に貢献。岩手・花巻東高校の先輩、後輩の2人が1年後に入れ替わる形で所属することになったことも大きな話題に。今シーズン2人が対決した際には、菊池の当時シーズン最速だった158キロのストレートに対して、大谷が打球速度191.8キロ。自己最速のヒットを放ち最速対決を繰り広げた。2人の対決は、米国では23打数、7安打、7三振、3本のホームランを打っている大谷に分がある。菊池の言葉通り大谷は今シーズン50−50をはじめとんでもない数字を残した。来シーズン、二刀流復活が濃厚な大谷。メジャーではこれまで実現していない2人の投げ合いが見られるかもしれない。ワールドシリーズ連覇を狙うドジャースにはおととい朗報。新たに入団が決まったピッチャーは今年、ジャイアンツでプレーしたブレークスネル31歳。160kmを超えるストレートと落差のあるカーブを武器に2度のサイヤング賞を獲得し、今シーズンはノーヒットノーランも達成したメジャー屈指の剛腕。今月ジャイアンツとの契約を1年残しFAを選択。新天地として選んだのは大谷翔平や山本由伸がいる常勝ドジャース。大谷とスネルの対戦成績は打率3割超え。メジャー公式サイトによるとスネルの契約金は、5年で約277億円。大型契約を可能にしたのは去年の大谷とドジャースの後払い契約だったと指摘する声も。専門家は「ドジャースはそれ(大谷への後払い)を利用して、後払いを増やしている」。スネルの大型契約も、3割近く約90億円が後払い。来シーズン予想されるドジャースの先発ローテーションは超破格。契約総額だと277億円のスネル、463億円の山本、192億円のグラスノー、1015億円の大谷、4人合わせて総額約2000億円の夢の銀河系4本柱が実現する見通し。球団史上初となるワールドシリーズ連覇へ着々と準備を進めている。来年3月18日と19日に東京ドームで行われるドジャース×カブスの開幕戦。気になるチケットの詳細が半名。すぐ完売も予想されるチケットの最高額は176万円の団体席。場所はバックネット裏の2階10人が定員のマススイートと呼ばれる特別観戦ルーム。特製オードブルやビールサーバーが用意され記念ギフトなどの特典がついている。2階にある半個室のグループ席マスカバナもオードブルやワンドリンクチケットなどの特典がついて8人の定員でおよそ123万円。一般チケットでは外野指定席が1人8000円。客席では最も高いフロアにある指定席Cは1人7000円と1万円を切っている。団体席チケットは来月9日、一般チケットは来年1月9日以降に受け付けが始まり、抽選となる見込み。開幕戦に先立ちプレシーズンゲームとして2日間ドジャースとカブスはそれぞれ巨人、阪神と対戦する。日本で見られるメジャーリーガーたちの日本人対決争奪戦は必至となりそう。
石破茂総理大臣が就任後初めて所信表明演説を行った。石破カラーを打ち出す一方野党への配慮をにじませる異例の演説となった。石破総理は、石破カラーの政策として地方創生のための交付金倍増を打ち出した。国内の治安維持いわゆる闇バイト対策について「“闇バイト”を募集する情報のネット上からの削除に一層努める。防犯カメラなどの整備、青パトによる活動など国として支援し、町ぐるみの防犯対策をさらに促進する」と言及。自身の掲げる政策をおよそ32分間に渡り話した石破総理。目立ったのは、野党に対する低姿勢とも取れる発言。石破総理は「他党にも丁寧に意見を聞き、常時率直に意見を交わす慣行を作り、党派を超えて議論」と述べた。石破総理が野党への配慮を見せた背景にはある重要ポストの存在が。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「絶大な権限を持っているのが予算委員長」と語った。衆議院の予算委員長を担っているのが立憲民主党・安住淳前国対委員長。予算審議の場では質問者や回答者の決定権を持つなど答弁に関して強い権限がある。予算委員会は不正不祥事を追及する場にもなるため今後、与党の思う通りにいかない運営がなされる可能性がある。野党議員が予算委員長となった30年前は、当時佐川急便グループからの1億円借り入れ問題で追及されすでに退任していた細川護煕元総理大臣に対し、与党の反対を押し切って証人喚問が決定された。今後どのような議会運営が行われるのか。田崎氏は「安住予算委員長はベテラン。立憲民主党の国対委員長、財務大臣も経験。知り尽くした人が議事運営に当たる。自民党、政府が思うような予算委員会の進行ではなくなると思う。戦々恐々、緊張感を持った予算委員会になるのでは」と語った。
臨時国会の焦点の1つが103万円の壁の見直し。財源の確保が大きな問題となる中、専門家が富裕層への増税の可能性を指摘した。きのう衆議院本会議で、石破茂総理大臣は「“103万円の壁”については、令和7年度税制改正の中で議論し引き上げる」などと述べた。103万円の壁見直しを看板政策として掲げてきた国民民主党・玉木雄一郎代表は、時折うなずきながら演説を聞いていた。しかし上げ幅を巡る議論は今も続いている。自民党・森山裕幹事長は「“178万円に引き上げる”という発言ではなかったのではないか」、玉木代表は「明言したことは第一歩。評価したい。どこまで引き上げるかはこれから」などと述べた。上げ幅と合わせて協議が必要なのが減税分の財源の確保。年収の壁が178万円に引き上げられた場合、税収が最大8兆円減少することが予想されている。解決すべき課題が山積みの税制改正の見通しについて自民党・宮沢洋一税調会長は「具体的にどうなるかまだ見えていない」、国民民主党・榛葉賀津也幹事長は「クリスマス前後にはいいプレゼントが、永田町のサンタクロースがくれるのでは」などと語った。
上げ幅も財源もまだまだ見えない状況の103万円の壁。元大蔵省官僚・森信茂樹氏は上げ幅について「物価上昇率のだいたい10%ぐらいだから、それをかけると103万円が113万円ぐらいになる。それに少し上乗せするぐらいが交渉の最終決着としてあり得るのではないか」と予想。減収分の財源について、おとといの3党協議で自民党は歳出削減や経済効果による増収を例として挙げていた。しかし森信氏はそれらで全額を賄うことは難しいため現実的なのは増税しかないと話す。指摘する増税案が1億円の壁見直しなど富裕層への課税。所得税には累進課税が課せられている一方、株式や不動産の売却益の税率は一律。所得が1億円を超える富裕層の多くが資産運用で所得を増やして税の負担率が下がっていることから度々、問題視されてきた。財源を確保するための増税はあり得るのか。自民党・宮沢洋一税調会長は「協議次第」などと語った。