石破総理大臣が所信表明演説を行い本格的な国会論戦がスタートした。30年ぶりに国会運営の鍵を握る予算委員長を野党議員が務めることになり、異例の国会となる。石破総理は、石破カラーの政策として地方創生のための交付金倍増を打ち出した。国内の治安維持いわゆる闇バイト対策について「“闇バイト”を募集する情報のネット上からの削除に一層努める。防犯カメラなどの整備、青パトによる活動など国として支援し、町ぐるみの防犯対策をさらに促進する」と言及。自身の掲げる政策を約32分間にわたり話した。その中で目立ったのは、野党に対する低姿勢とも取れる発言。石破総理は「他党にも丁寧に意見を聞き、常時率直に意見を交わす慣行を作り、党派を超えて議論」と述べた。石破総理が野党への配慮を見せた背景には何があるのか。