所信表明演説で野党を配慮する言葉が目立った石破総理大臣。その背景にはある重要ポストの存在が。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「絶大な権限を持っているのが予算委員長」と語った。衆議院の予算委員長を担っているのが立憲民主党・安住淳前国対委員長。予算審議の場では質問者や回答者の決定権を持つなど答弁に関して強い権限がある。予算委員会は不正、不祥事を追及する場にもなるため、今後与党の思う通りにいかない運営がなされる可能性がある。田崎氏は「安住予算委員長はベテラン。立憲民主党の国対委員長、財務大臣も経験。知り尽くした人が議事運営に当たる。自民党、政府が思うような予算委員会の進行ではなくなると思う。戦々恐々、緊張感を持った予算委員会になるのでは」と語った。