来週木曜に告示される自民党総裁選挙、きのうは相次いで制作発表会見が行われた。小泉進次郎元環境大臣はきのう神奈川県内の中高一貫校を訪れ選ばれたら教育の抜本的な改革をしていきたいなどとした。河野太郎デジタル大臣は改めて年末調整の廃止を主張しすべての納税者が確定申告を行う構想を明かした。また安全保障分野では「原子力潜水艦を配備する」などと踏み込んだ発言もあった。これに対し林官房長官は「原子力基本法の現行解釈に従えば我が国が原子力潜水艦を保有することは難しい」とした。おととい茂木敏充幹事長は「増税ゼロ」を主張したことで党内一部から反発を招いていたがきのう「これまで進めてきた政策と私の申し上げてきたことに矛盾はない」などと反論した。自民党内で「明智光秀」と批判されていることについて政治ジャーナリストの後藤氏は「これまでの政策決定事項に対して連帯責任を負うにもかかわらず出馬表明とともに岸田政治を否定するという点で政治家としての姿勢・対応が問われている」とした。また茂木氏は政策活動費を廃止することにも言及している。すでに5人が自民党総裁選に出馬表明、きょう小泉氏、月曜には高市氏が出馬会見を予定している。