関西では関東や東海に地盤があるスーパーの進出が相次いでいる。10月半ばに大阪・堺市に店舗をオープンしたバローホールディングスは岐阜県が本社で、東海地方中心に約1300店舗を展開している。新規出店にあたっては生鮮売り場を強化、特売機関を設けるのではなく日常的に低価格で販売するという戦略。グループ会社と仕入れを共通化することなどで割安価格を実現させているという。小池社長は「今後を考えて人口の多いところで挑戦したほうがよい」としている。他にも、ロピアやオーケーなど低価格を強みにしたスーパーの進出が相次いでいる。大阪発祥の大手ライフコーポレーションは「価格競争だけでなく品揃えを充実し関西で生き残っていきたい」としている。