8月24日、総裁選立候補会見で、石破氏は「自民党候補として公認するにふさわしいかどうか、議論は徹底的に行われるべきだ」と厳しい姿勢だった。10月1日、総理就任会見では「選挙区でどれくらいの支持をいただいているのかを把握しながら公認するか決定する」とトーンダウン。再び石破カラーを出した理由は「党内から不満噴出」「衆院選の情勢調査」。石破氏に街の人からは「石破カラーが薄くなっちゃったのかな」「選挙前は主張が強かったけど、総理になると気を遣っている」との声が聞かれた。きのうの幹部会談について、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏によると、石破総理が主導、先週木曜日の昼に石破総理が森山幹事長と小泉選対委員長を呼び、公認問題を検討するよう指示。田崎氏は「この問題は野党から非常に攻撃しやすい。自民党に一票投じるということは裏金議員を復活させることになると宣伝されたら勝てないと。比例票も落ちかねないという不安がある」等とコメント。石破総理の決断に自民党重鎮は「本来、比例重複はあってはならない」、公明党関係者は「それくらい踏み込まないとだめだ」、安倍派議員は「石破政権を支えることはもうできない」、非公認となる閣僚経験者は「裏切られた」と話している。