今年の夏の土用の丑の日は7月19日と31日だが、ウナギの価格が将来的には今よりさらに上がる可能性もある。EUはニホンウナギなどの国際取引を、ワシントン条約の規制対象にするよう提案することを決めた。11月の締約国会議で仮に採択されれば、キリンやアフリカゾウ、カバなどと同様、輸出の際に許可書の発行が必要となる。日本は国内で消費するウナギの7割を輸入に頼っている。ワシントン条約で規制されれば、中国などから日本にウナギを輸入する際の手続きが複雑になり、価格が上がることが予想される。小泉進次郎農水大臣は「EUの決定は極めて遺憾」と不満を示し、EUの提案に反対するよう各国へ働きかけていく考え。