きのうだけで3つのテレビ番組に出演した自民党・茂木敏充前幹事長。3連休の初日は、地元栃木県で祭りの会場をはしごして得意の焼きそばを参加者に振るまったほか、握手や記念撮影に気軽に応じた。石破総理の辞任会見翌日に総裁選へ名乗りをあげたのは、いち早く注目させて支持率を上げる狙いがあるとみられる。一方、小林鷹之元経済安全保障担当大臣と小泉進次郎農林水産大臣は、おととい地元の支援者に総裁選に出馬する考えを報告した。対照的に動きが見えないのは、林官房長官と高市早苗前経済安全保障担当大臣。林官房長官は内閣の要ともよばれる立場にあり、「ポスト石破」への名乗りを急げば政権を投げ出した印象を与えてしまう可能性がある。高市早苗前経済安全保障担当大臣はこの連休中も議員宿舎に籠もり、戦略を練っているもよう。今後の注目は、それぞれの候補がどのような政策を打ち出してくるか。
