本会議中に動議を読み上げ進行を促す議事進行係の仕事で「議長ー!」は7秒で叫ぶとされている。若手議員の登竜門として岸田元総理など重鎮議員もかつて経験してきた国会の慣習の一つ。国会には他にも議員バッジや登院表示板など数多くの慣習やルールが存在する。今年2月に初当選した自民党・三原朝利衆院議員は「時代に合わないものはどんどん変えていく」と述べた。また、当選3回の自民党・川崎秀人衆院議員も「常に会議に出ていないといけない状況は今の時代にそぐわない」と課題を指摘した。自民党若手議員を対象にアンケートを実施。見直すべき、変えるべきものについて議事進行係の発言方法に加え、本会議場での夏場における服装や議員バッジ、本会議での採決方法などが挙がった。本会議場では上着の着用がルールとなっている。沖縄の正装であるかりゆしはOKでポロシャツはNG。当選後の初登院では議員バッジをつけてもらうシーンが象徴的だが、アンケートでは「国民感覚とずれていく遠因となりうるため廃止すべき」といった指摘があった。議員バッジは国会議員にとっての身分証であり、国会の中に入るために必要なものだが、過去には偽物を使った侵入事件が発生するなどセキュリティー上も疑問符が付いている。本会議での採決については参議院で導入されているボタン式投票を衆議院においても認めるべきといった意見が数多くあがった。アンケートで最も多かったのはデジタル化の遅れと紙の配布だった。
デジタル化が遅れている国会の現状を調査。自民党青年局長・平沼正二郎衆院議員に話を聞くと大量の資料を週2回廃棄。民間企業に勤めた経験もある平沼氏は国会の紙文化に驚いたという。ある日の衆院本会議の様子を取材し、紙に注目して検証してみると議場には審議入りの法案資料が積まれていた。一方で、直後の委員会でも同じ資料が再び配られていた。全議員に毎年配布される予算関連の資料の重さは10kg。713人分の合計は7tを超え、日本人1人の家庭ゴミ約40年分に相当する。議員会館地下の資料ポストに各省庁などが紙を配布。紙文化によって国会関連資料で埋め尽くされている部屋もある。未だに紙が主流なのか衆院事務局に質問状を送ると「議院運営委員会で議論中のことなのでコメントできない」との回答だった。ある国会の職員が取材に対し、現在の状況の背景を「デジタルに慣れない国会議員もいる。個別の対応をしなくてはいけないのが大変」と説明した。一方、アンケートでは北九州市議だった三原朝利議員が北九州市議会ではペーパーレス化に向けたタブレット端末導入により年間約500万円の経費削減を実現したといった経験談を書いていた。先月、小泉防衛大臣が防衛省職員による紙の資料配布を廃止すると発表。国会の慣習やルールは開設から130年以上の歴史の中で培われてきたものだが、時代の流れや技術の発展に合わせ不断の見直しを進める必要がありそうだ。
デジタル化が遅れている国会の現状を調査。自民党青年局長・平沼正二郎衆院議員に話を聞くと大量の資料を週2回廃棄。民間企業に勤めた経験もある平沼氏は国会の紙文化に驚いたという。ある日の衆院本会議の様子を取材し、紙に注目して検証してみると議場には審議入りの法案資料が積まれていた。一方で、直後の委員会でも同じ資料が再び配られていた。全議員に毎年配布される予算関連の資料の重さは10kg。713人分の合計は7tを超え、日本人1人の家庭ゴミ約40年分に相当する。議員会館地下の資料ポストに各省庁などが紙を配布。紙文化によって国会関連資料で埋め尽くされている部屋もある。未だに紙が主流なのか衆院事務局に質問状を送ると「議院運営委員会で議論中のことなのでコメントできない」との回答だった。ある国会の職員が取材に対し、現在の状況の背景を「デジタルに慣れない国会議員もいる。個別の対応をしなくてはいけないのが大変」と説明した。一方、アンケートでは北九州市議だった三原朝利議員が北九州市議会ではペーパーレス化に向けたタブレット端末導入により年間約500万円の経費削減を実現したといった経験談を書いていた。先月、小泉防衛大臣が防衛省職員による紙の資料配布を廃止すると発表。国会の慣習やルールは開設から130年以上の歴史の中で培われてきたものだが、時代の流れや技術の発展に合わせ不断の見直しを進める必要がありそうだ。
