医師の家に生まれた小川三知は家督を弟に譲り東京美術学校に入学。巨匠・橋本雅邦から日本画の基礎を学び古典名画の模写に力を注いだ。1900年渡米しガラス文化と出会う。当時アメリカではジョン・ラファージらがオパールセントグラスを開発。三知はアメリカ各地の工房を尋ねて修業を重ね、帰国後自身の工房を開くと製作依頼が次々と舞い込んだ。三知は西洋のステンドグラスの技術と花鳥風月といった日本的モチーフを融合した作品を生み出していく。ガラス一つ一つにも工夫を凝らした。1928年、享年62歳で帰らぬ人となった。
住所: 東京都新宿区河田町10-10
URL: http://www.ogasawaratei.com/
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