第96回アカデミー賞授賞式が行われ、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞に選ばれアジア映画では初の快挙となっている。「スター・ウォーズ」「アバター」などが受賞するなどしていて、実際の映像にミニチュアなどを組み合わせたVFX技術が高く評価されている。山崎貴監督は「スター・ウォーズ」と「未知との遭遇」にショックを受けたことがキャリアをスタートさせたきっかけであり不可能だと思っていたと振り返り、「誰にでもチャンスがあることをハリウッドは証明してくれた」とコメントしている。長編アニメ映画賞は宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」で「千と千尋の神隠し」以来2度目の快挙となっている。鈴木敏夫プロデューサーは電話で受賞を報告すると、宮崎監督は心の底から喜んでいたという。また、国際長編映画賞にノミネートされていた役所広司さんの「PERFECT DAYS」は受賞とはならなかった。作品賞は原子爆弾の開発者の生涯を描いた「オッペンハイマー」で7部門での受賞となっている。