大正から昭和への転換期。東京での生活をスタートさせた主人公はくせ者が揃う文芸界に足を踏み入れ、再び小説を書き始める。自身の書いた小説を大手文芸雑誌の編集長・黒崎に手渡そうとして、度胸を認められた。編集長は稚拙などと一刀両断したが光るものを感じていた。落ち込む主人公に人気作家・秋山が明かりを灯し、主人公は書くことはやめなかった。主人公は同じ新人作家・西尾と出会う。西尾はライバルでもある主人公への尊敬の気持ちを隠さない。また、同年代ながら既に売れっ子の少女小説家・土橋に主人公は強い憧れを抱くように。主人公が激動の時代を生き抜き、小説家として花を咲かせる物語。
