25日。アメリカミシガン州で、共和党・トランプ大統領が演説を行っていた。さらにその前日には、民主党・オバマ元大統領もミシガン州へ入り、応援演説を行っていた。選挙戦終盤のタイミングで、現職の大統領と元大統領がミシガン州を訪問、中間選挙で両党が「落とせない」激戦州となっている。その中心にいるのが、民主党の上院候補、アブドゥル・エルサイード氏。エルサイード氏は「国民皆保健」の導入を訴える他、AI企業の株式50%を国有化し、利益を分配するなど、低所得者の立場に立った政策をアピール。「民主社会主義」を訴え、格差の是正を訴える「急進左派」。物価高や経済的な不平等に不満が高まるアメリカ。若者などを中心に「急進左派」の支持が拡大し、今回の選挙でも焦点となっている。左に寄りすぎた主張に、懸念を強める民主党支持者もおり、こうした温度差を埋めようと駆けつけたのがオバマ氏だった。「エルサイード氏とは価値観を共有している」と述べ、民主党が一枚岩であると演出した。最新の世論調査では、エルサイード氏の支持率が49.1%で、共和党・ロジャース氏の45.6%を上回っている。劣勢の共和党を盛り返すために現地入りしたトランプ大統領は「ジハード主義者であるムスリム同胞団のメンバーが上院議員になるのを阻止するため、私はここにいる」と述べ、イスラム教徒のエルサイード氏を「イスラム過激派」とつながりがあると攻撃した。
