人への警戒心が低いと考えられる「アーバンベア」は、その特徴の1つとして人間に関係する音を聞き分けているという。アーバンベアが市街地にやってくるルートとしては、まず川沿いの道が考えられる。川岸に生い茂った草木がクマの安全を確保するのに最適だという。次に考えられるルートが「河岸段丘」。かつては人の出入りが多かったというが、人口が減ったことで今はクマが自由に出入りできる場所になっているとのこと。さらに風よけのための屋敷林も注意が必要で、専門家は「屋敷林をつたって平野部まで降りてくる。田園地帯だけでなく踏み込んだ先の新興住宅地も同じくらい危険」などと話した。