ルラ大統領夫妻を迎えた一連の歓迎式典は、服装以外にも初めての試みが色々とあった。明治以来フランス料理が提供さてれきたが、両陛下の意向で日本文化を感じられる和食の前菜が取り入れられた。さらに、一人ひとりの皿にあらかじめ盛り付けたものを配膳する形に変更された。食事中の会話を妨げない配慮と感染対策の一環でもあるという。また、日本酒用のグラスとして初めて江戸切子が用意された。これまで歓迎行事の際に演奏されたのは日本の曲が選ばれたが、今回はゆかりのある曲でリラックスしてほしいという趣旨でブラジルというサンバの定番曲に決めたという。ドレスコードや料理メニューについても宮内庁は両陛下と相談して決めたという。