奈良県・五條市ではメガソーラー構想の土地計画について当初県が滑走路もある防災拠点を整備する計画を白紙にしてヘリポートなどを備えたメガソーラーを設置する案を発表して予定地を県に売却した地元自治会などから反発の声が上がっている。こうしたソーラーパネルの設置を巡っては景観への影響などから各地で物議を醸していて、奈良市では古墳を取り囲むようにソーラーパネルが設置されている。奈良市はこの土地について公有地ではなく、調査や土地の所有者との話し合いを経て古墳部分を保護する形で設置したと説明している。日本全国には約16万基の古墳があるとされていて、そのうち宮内庁が管理する天皇の陵墓などは899箇所で、大半の古墳は個人所有となっている。古墳を所有する個人も古墳のある土地を管理しきれない場合もあり、文化財保護法によって土地の売買などができないこともあって自治体と話し合ってソーラーパネルを置くことで管理をするケースもあるという。