大阪大学・澤芳樹医師が開発する弱った心臓に貼るだけで治せる心筋細胞シート。人間のあらゆる細胞に変身できるiPS細胞を活用し心筋細胞や幹細胞を含む心臓と同じ要素を再現。通常の筋肉の細胞は、脳からの信号を受けて動くが、心筋細胞だけは、独立して一定のリズムで動き続けるそうで培養液の中で人の体温に近い温度にすれば自ら動き出す。半日もすれば患者の心臓の動きとシートがシンクロし、心筋の収縮などもサポート。心臓にメスを入れず、短時間かつ一度の手術で済むため心臓移植などに比べて格段に患者の負担も少ない。主に重症心不全の患者を対象に治験が2020年から進められ、これまで8人の患者が社会復帰。経過も良好で、早ければ来年にも実用化される見込みだという。