富士山には中腹から裾野にかけて大小さまざまな過去の噴火口があり、中でも大きな宝永火口は1707年の宝永噴火でできたもの。大量の火山灰が江戸の町にも2週間にわたって降り注いだ。次の噴火がいつ起きるのかを探るための研究が加速している。調査に参加している藤井さんは、過去の富士山の噴火パターンから次の大噴火が差し迫っていると考えている。過去5600年間で平均すると富士山の噴火は約30年に1度だが、宝永噴火以降は300年間噴火していない。研究チームが大災害に繋がりかねないと危惧しているのが山頂火口。最新の調査では、直近では1200年前にも山頂噴火があった可能性が浮かび上がった。調査に参加している吉本さんは、噴火の高さ3000mを足せば高度6000mを超えるので成層圏に近くなり強い風の影響を受けやすい、山頂から噴火すると小さな規模の噴火でも東京に影響が考えられると話した。シミュレーションでは、偏西風にのった火山灰は噴火から3時間以内に東京に到達し、2週間後には新宿でも10センチ程度積もると予測されている。
