大事な熱中症対策についての解説。きょうからできる暑さからより身を守る対策について取材してきた。朝7時台の皇居前はけさも暑くなっているが、多くのランナーが走っている。さらに職場全体で熱中症予防に力を入れている現場に向かった。神奈川県内にある高速道路の建設現場では、職場での熱中症の発生件数が業種別で最多という調査結果もある。対策として熱中症の危険度を示す暑さ指数を毎朝、作業員が集まって確認していて下から2番目の注意の段階から「こまめに休憩をとる」などと積極的に対策を呼びかけ合っている。そして作業員の様子を見るとヘルメットの下にオレンジ色の布をつけていた。こちらは防暑タレと呼ばれている。清水建設・工事主任の中谷さんは「日よけプラスメッシュ素材になっている。予め濡らすことで気化熱で涼しくなる効果もある」などと話した。涼しくなる仕組みについて、水のほうが汗より蒸発しやすい特徴があるため、ぬらした布を後頭部に当てると肌の表面の水が蒸発して体温が下がりやすくなるとのこと。熱中症対策に詳しい谷口英喜医師によるとぬらしたタオルで首元などを拭くことでも体温が下がりやすくなるという。さらに大事にしている熱中症対策があり、お互いに声をかけ合うことである。