山口県のポツンと一軒家を訪ね、主の英夫さん71歳に話を聞いた。2棟の建物のうち1つは空き家で、1つは実家だった。家が崩れるまではここに暮らすつもりだという。家族は市街地のアパートに暮らしており、英夫さんは二拠点生活で生家を管理している。家族は妻と息子が3人。定年退職後59歳から週の半分をポツンと一軒家で過ごしている。元は5軒ある集落だったが、10年以上前に1軒になった。祖母の生家で祖父が婿として養子に入った。祖母は英夫さんの母を産んだあと19歳で早世。英夫さんの父を婿養子に迎え、英夫さんと姉、妹、弟は山奥のポツンと一軒家で生まれ育った。小学校までは3キロ、中学校までは5キロあり歩いて通っていた。自動車の整備士として会社に入って家を出た。