3月20日のドジャース対パドレスは、パドレスにキム・ハソン選手がいるため韓国での開幕戦となった。試合会場は高尺スカイドームで収容人数は1万6744人とドジャースタジアムの3割弱だ。チケットは最低額で1万3000円から最高額は7万7000円で、日本時間の今月26日（金）の午後8時からチケット発売だったがアクセスが殺到し、多い時にはおよそ3万人がアクセス待ちをするも、わずか8分で売り切れたという。韓国・ソウルにある旅行代理店はチケットを購入し、観戦ツアーを組もうと計画していて、スタッフ総出の50人態勢で臨むもチケットは獲得できなかった。他にもチケットを取れたかについて取材すると、「早めにアクセスはできたがもっと早い人がいて取れなかった」「午後8時ちょうどにアクセスできてチケット取れた」などと話し、韓国の大谷翔平ファンクラブを運営しているイ・ジェイクさんは「マウスでクリックしたら突然画面が白くなり、10分以上したら画面が変わって売り切れになりましたが、ファンクラブの会員の1人が2枚買ったから一緒に生きませんかと誘ってくれた」などと話していた。
日本でも買えるチャンスがある。今月26日にJTBがソウルでの開幕シリーズの観戦ツアーを販売決定と発表し、ファンからも問い合わせが殺到しているという。先着順ではなく抽選となる見込みで、ツアーの定員や値段・日程などうの内容については未定だそうだ。2月以降に発表していければとしている。
韓国でも大谷選手が大人気の理由について、イ・ジェイクさんは「私に楽しさを与えてくれるスポーツ選手であり、癒やしをくれる憧れの対象でもあり、神的な存在です」などと話していた。イさんが大谷グッズに費やしたお金は5500万円を超えたそうだ。ソウルで大谷選手に聞くと、「大谷選手を見るのが楽しみです」「外見、実力、人柄、全て完璧です」などと答えていた。また韓国の新聞では、大谷選手を「マンチンナム（漫画を破ってきた男」と称していて、「漫画のストーリーとしても現実味がなく、あまりにも出来すぎている」などとしている。
ドジャースはスプリング・トレーニングを現地時間2月9日からバッテリー組が、2月14日からは野手陣を含めチーム全体でアリゾナ州グレンデールで行うそうで、大谷選手に身近に近づけるチャンスがあるとされている。