太平洋戦争末期の岡山空襲からあすで79年。平和の大切さを訴える企画展が岡山市で開かれている。会場の岡山市役所にはおよそ80点の資料が展示されている。岡山空襲は昭和20年6月29日、米軍の爆撃で、1700人を超える人が犠牲になり、岡山市の市街地の6割以上が焼失した。長さが50センチ・重さが3.8キロほどの焼夷弾のレプリカ、戦時中に物資が不足し旧日本軍の命令で備前焼で作られた手りゅう弾の実物も展示されている。空襲の前と後に岡山市を上空から撮影した写真のパネルは大きさが3メートル四方あり、住宅が並んでいた場所が焼けてしまった様子を比較して見ることができる。展示会はあすとあさっては休みで、来月1日も開かれる。
住所: 岡山県岡山市北区大供1-1-1