撮影2日目。早朝6時前、ポツンと明かりが。自転車で片道1時間かけて来たという銀行員の男性。仕事に間に合わなくなるためこれくらい早くこないと間に合わないとのこと。男性は朝採れのニラをもって、家族のもとへと帰っていった。朝9時、1台の可愛らしい車があった。キャンピングカーで来た看護師の女性。バナナやパパイヤを作っていた。土をいじるのは精神衛生上いいという。イノシシにじゃがいもを掘り返されてしまったという男性がいて、イノシシの動画を見せてもらった。イノシシの被害は結構多いという。午後、若い2人組がいた。健康のため無農薬野菜などに興味があり、思い切って夫婦で始めたのだという。夕方4時半、小屋の前に1人の男性がいた。小屋の中を見せてもらうと、大容量のバッテリーを持参してお茶を沸かしたりパソコンを起動したりしていた。男性はもともと理科大学の先生をしていて、専門は有機合成化学だった。農業にもその知識を活かしているという。退職した今でも有機化学の勉強をしており、壁には学会発表のポスターが貼られていた。