体操男子団体、個人総合2冠・岡慎之助が種目別平行棒決勝に登場し、日本選手52年ぶりの3冠に挑戦。岡は演技巡で最後に登場、安定した演技をみせる。ノーミスで着地も決めた。岡が銅メダル獲得。日本の五輪メダル数は夏冬合わせて600個目。金メダルをとったのは平行棒の神こと鄒敬園(中国)。全選手唯一の16点台をたたきだし連覇達成。約90分後、2つめの個人種目鉄棒に出場。蘇煒徳(中国)の着地が失敗。そして岡慎之助が金メダルを獲得。得点では2位と同点ながら出来栄え点で上回った岡。日本勢1大会で3つの金メダルは52年ぶり。4つのメダルは40年ぶりの快挙。岡選手は「奇跡」と語った。岡選手が体操を始めたのは4歳の時。緊張せずに演技する練習として行われた歌の発表会。度胸があった。15歳の時にジュニア世界一。おととし18歳の時に試練。全日本選手権で跳馬の着地に失敗。右ひざ前十字じん帯断裂。じん帯の再建手術をへてリハビリ。ケガから1年で復活。岡選手は「ケガしてからパリの準備はしっかりやってきていた。それが今回につながったかなと思います」とコメントした。