岡山県PTA連合会は研修や年会費の負担、会議への出席などを理由に加盟団体の退会が相次ぎ、今年度末での解散が決定した。加盟者数は15年前の約18万人から約9000人までに減少していた。都道府県単位のPTA連合会が解散するのは全国で初めて。PTAとはParent、Teacher、Associationの略。主な活動は学校行事のサポート、通学時の見守り、懇親会の実施など学校と地域が連携して活動する団体として昭和20年以降から全国に広まった。教育評論家・石田勝紀は「PTAが解散したところで学校行事のサポートなど必要な部分は残ると思う。保護者の団体として必要な時だけは集まってサポートしていくという形になるのでは」と話した。岡山県教育委員会は今後、連合会が担ってきた情報共有や研修をサポートする方針。