新たな金メダリストの誕生に沸いた体操男子個人総合決勝、序盤から波乱の展開。予選1位の中国のエース張選手が最初の種目から頭が床についてしまうミス。2種目のあん馬では、日本のエース橋本選手が団体決勝に続き、まさかの落下。一方、初出場の岡選手は、ミスなしの安定した演技をみせ、4種目を終えた時点で暫定3位タイにつける。ここまで出遅れていた中国・張選手が5種目目の平行棒で見事な着地。猛烈な追い上げをみせると、岡選手も15点台の高得点をマークして暫定トップに。最後の鉄棒を終え、わずか0.233点差で逃げ切り、岡選手が団体、総合との2冠を達成。これでオリンピックの体操男子個人総合は、日本人選手が4連覇。