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「岡本章玄グループリーダー」 のテレビ露出情報

肺の感染症などの原因になる細菌「緑膿菌」は、免疫の低下した人に感染すると慢性的な肺感染症や敗血症などを起こす細菌で、抗菌薬が効きにくい「耐性菌」が存在するため、対策が課題となっている。この菌は「バイオフィルム」と呼ばれる密集した塊になり、酸素が不足した状態になると活動が不活発になるとともに、薬への耐性を持つことが知られていたが、どの程度活動が低下すると耐性を獲得するのかは詳しく分かっていなかった。日本の物質材料研究機構や米国・カリフォルニア工科大学の研究チームが、緑膿菌がエネルギーを消費する際の微弱な電気の変化を精密に計測できる装置を開発し、細菌の活動レベルを詳しく評価することに成功したと発表した。「バイオフィルム」の状態を再現するため、窒素ガスで満たした装置の中で緑膿菌の活動レベルを調べたところ、エネルギーの消費が通常の1000分の1以下となり、生命活動の大部分が止まっていることが分かった。この状態では活動している細菌に作用する多くの抗菌薬が効かなくなっていた一方で、細菌の周りにある「細胞膜」に作用するタイプの抗菌薬は効果を示したという。抗菌薬が効かない「耐性菌」への対策は世界的な課題になっていて、物質材料研究機構・岡本章玄グループリーダーは「細菌がどのような状態になると抗菌薬が効かなくなるのか詳しく調べられるようになることで、新しい抗菌薬開発の方向性が見えてくるのではないか」と話している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月31日放送 7:00 - 7:15 NHK総合
ニュース(ニュース)
肺の感染症などの原因になる細菌「緑膿菌」は密集し、生命活動がほとんど止まった状態になると多くの抗菌薬が効かなくなることが分かったと、物質・材料研究機構などが発表した。この菌はバイオフィルムと呼ばれる密集した塊になり、酸素が不足した状態になると、活動が不活発になるとともに、薬への耐性を持つことが知られていたが、どの程度活動が低下すると耐性を獲得するのかは、詳し[…続きを読む]

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