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「岡田保良名誉教授」 のテレビ露出情報

今回神宮外苑再開発計画で見直されたのは緑化計画で大きく2点が変わった。1つ目は樹木の伐採本数を減らす。もう1つは神宮外苑のシンボルでもあるイチョウ並木と新たに建設される野球場の間隔を広げた。そもそもこの計画は老朽化している神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所をそれぞれ入れ替えて建て替える。さらに最大で高さ190メートルの高層ビル3棟が新たに建設される予定。この計画に伴って高さ3メートル以上の樹木およそ1900本のうち743本が伐採される計画だった。今回、伐採本数を124本減らし619本とした。減った124本の内訳を見ると保存や移植に変更されたものが新ラグビー場やその隣のエリアにある82本。もう1つの見直しとなったイチョウ並木と新野球場の間隔についてで、8メートルから倍以上の18.3メートルに広げることとした。間隔が近いとして生育への影響を懸念する声が上がる中、樹木医などの見解も含め工事スペースや根が伸びることも考慮したとしている。再開発計画の中止を求める警告を出していた日本イコモス国内委員会の岡田保良委員長は「樹木の移植が可能かどうかやイチョウ並木と野球場の距離を離すことによる生育への効果については検証が必要だ。また、なぜ当初見直しが必要なずさんな計画を取りまとめたのかやプロジェクト全体の計画の責任の在り方について反省が必要だ」と話していた。事業者は見直し案について住民説明会を開くことを検討していて、さらに都の審議会を経て樹木の伐採が始まる見通し。今回の再開発なのだが法的な問題は確認されていないにもかかわらず計画が遅れているのは住民などへの説明不足が要因の1つに挙げられる。今後、事業者側がどのように住民などに向き合って理解を得ていくのか、引き続き取材を続けたいとしている。

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