茨城・つくばみらいの小学校で開かれた運動会には多くの保護者が参加した。会場には紫色のビブスを着た女性の姿が見られたが、彼女らは人材派遣会社のイベントスタッフだそう。入校証のチェックや保護者の誘導、不審者の見回りなどを行ったがこうした業務は去年まではPTAが担当していたそう。しかし保護者の負担を増やそうとことしの運動会から外注を決めたそう。費用は約10万円で、PTA回避から捻出したとのこと。またPTAといっても同じ保護者同士であるため注意すると気まずくなることもあったが、外部スタッフの対応で解消されるなどのメリットもあったとのこと。一方地域や学校の規模によっては費用負担が難しいとの課題もあるとのこと。増島佐和子さんが立ち上げたPTAを支援するサービスでは出張授業やITの導入など幅広い業務に対応することで、わずか3年間で全都道府県の約1500のPTAが登録し利用しているとのこと。専修大学の岡田教授は業者に丸投げするのではなく当事者意識を持って皆で決めることが肝心などと指摘した。