殺人、強盗など凶悪事件の捜査を指揮する警視庁捜査一課長に、岡部誠幸氏が今月17日付で就任する。岡部氏は「勧善懲悪、この当たり前の道理を犯人を検挙し、事件を解決することによって実現して参りたい」と述べた。岡部氏は1994年に入庁し、鑑識課長などを歴任。関東近郊で相次ぐ一連の闇バイトによる強盗事件について、「都民、国民の体感治安に著しい悪影響を及ぼしていて、喫緊の治安課題だ。解決のためには、新たな捜査手法の確立も必要」と述べ、限定的に導入が進んでいる捜査員が架空の人物の身分証で闇バイトに応募する「仮装身分捜査」について、実用レベルまで高めていくことが重要などとした。