高尾山で見つけた神は高尾登山電鉄職員の竹田知生さん。高尾山が好きすぎて高尾登山電鉄の職員になった、「高尾山の歩くWikipedia」の異名を持っている。普段は高尾登山電鉄で公式SNSの運用などをしていて、高尾山の魅力を発信している。過去には1万いいね超えを10回以上達成していて、四季折々様々な高尾山の風景を伝えている。また写真だけでなく文章もユーモアのセンスがあると話題で、フォロワーは担当前の3000人から2万3000人にまで増えた。今回そんな竹田さんの登山に密着した。高尾山にはケーブルカーや徒歩など6種類の登山ルートがあり、今回登るのは6号路。6号路は沢沿いを歩く3.3kmのコースで、水のコースの別名でも知られている。まず登山道で水引の由来となったミズヒキや土砂崩れを防止してくれるほど深い根を張っているシャガなどを紹介してくれた。高尾山は植物が豊かなことでも知られていて、シダ植物を始め約1600種類場の植物が自生している。高尾山には暖温帯と冷温帯の2気候が存在していて、山の場所によって全く異なる植物が自生している。また約1200前に建立された薬王院は山岳修行の聖地として全国から僧侶が集まり、その際様々な植物を持ち込んだことも種類の多い要因の一つとなっている。6号路道中にある岩屋大師は弘法大師が700年代に修行に訪れた際に嵐に遭い、居合わせた親子のために弘法大師が念じたところ雨宿りできる洞窟ができたという伝説がある。このため江戸時代から旅の安全を願うパワースポットとして親しまれてきた。近くにある琵琶滝は流れ落ちる水の音が琵琶の音に聞こえたことかあその名前が付き、滝行の場所にもなっている。高尾山には植物他にも生き物も豊富に生息していて、昆虫だけで約5000種類が生息している。
住所: 東京都八王子市高尾町