美容室にもタイムセールがあった。全国約1170店舗ある「ヘアーサロンイワサキ」では1日に約2時間タイムセールを実施している。カット980円がタイムセールの時間帯だと690円、カラーは2600円から1980円になる。広報部長によると「お客さんがよく利用する時間に合わせ、店舗ごとにセール時間を変えている」という。住宅街の店舗の場合は午前10時〜正午、近くに会社が多い店舗では正午〜午後2時にタイムセールを行っている。居酒屋や美容室では、ドタキャンによる問題を解決するためタイムセールを実施することもある。「ザ・タイムセール」というアプリは、タイムセールの情報をリアルタイムで発信している。500m以内でタイムセールをしている店をアプリで通知する。飲食店やスーパー、美容室など都内に約500店舗ほど登録していて、今どれぐらい、どこでやってて、あとドーナツがあと何個残っているという様なことも細かく情報として出してくれる。チャンスの時間は夕方や雨の日などが狙い目。雨が降ると客数が減るそうで、集客を狙って雨の日割りが急きょ実施されることもある。タイムセールなどのサービスは昨今、色んなジャンルがあるが、AIが分析をするタイムセールもあった。サラダの自動販売機「SALAD STAND」はAIが需要を予測し自動で価格を変動する。在庫数や人通り、消費期限などで判断する。実証実験はすでに終わって好評だったということで、来年1月に都内に設置される予定だという。またメルカリでは今年3月から出品者がタイムセールを設定することが可能になった。定価の5％、10％、15％から選択し、1日3時間限定出来る。「おかませの時間に開始する」設定では、AIが売れやすい時間帯を判定し自動的に開始する。